あの頃はそんなこと思いもしなかった
今朝の出来事。
起きて自分の部屋からダイニングへ行くと、親父に呼ばれた。何か慌てた感じだったので、「何かあったのかな?」と少し不安になる。
「今ワイドニュース見てたら、石原さとみが」
石原さとみ??
親父が石原さとみのニュースで慌てる理由がわからない。
別に親父が石原さとみが好きだとかも聞いたことがない。
石原さとみが結婚しようと、実は男であろうと、大病を患おうと、世界征服を企んでいようと親父が慌てる理由にはならないのだ。
次の親父の言葉で、僕はポカーンとなった。
「若手IT社長と熱愛中って!裕二出てたぞ」
なるほど、そりゃ慌てる。
裕二とは、株式会社SHOWROOMの創業者である前田裕二のことだ。
SHOWROOM についても前田裕二についてもよく知らない人はググればいい。これでもかってくらい、いろんな記事が出てくる。
この記事を読んでいる人は、前田裕二と石原さとみの熱愛報道で、なんでお前がとりみだすの?関係ないじゃん?
って思うかもしれない。
僕と裕二は、中学の同級生だった。
それも結構仲が良かった。
頻繁に遊んだし、クラスもずっと一緒だった。
一緒にバカなことをして遊んだものだった。
ちょっと間違えたら、石原さとみと熱愛中なのは俺の方だったかもしれない。
カラオケに行ったり、授業中にノートを回して1人1ページずつ絵本的なものを書いたり、近所で一緒にバスケしたり、マンションの屋上に侵入して花火を見たり、そのマンションの住人に警察を呼ばれそうになったり、深夜の公園でアルコールを摂取しようと試みたり、九十九里にチャリで初日の出を見に行ったり、そして深夜に凍えそうになったり、印旛沼のキャンプ場にもチャリで行ったり、テントの中で汗だくになったり、、、
今パッと思い出してもいろんなことを一緒にやった。
その裕二が、石原さとみと熱愛だと!!??
先に言っておきますが、僕は別に石原さとみファンとかじゃないです。
好きな芸能人は?って聞かれても、候補にすら上がらない。
でもさ、でもさ、石原さとみって!!
なりたい顔No.1だよ!!
石原さとみって!!
「俺の彼女、石原さとみなんだ」とか言ったら、100%嘘じゃん!!
小学生だって騙せないよ!
裕二が童貞卒業したときも、バイト先で彼女ができたときも、早稲田の政経に受かったときも、明治は特待生だったときも、UBSから内定貰ったときも、NYオフィスに転勤になったときも、DeNAでSHOWROOMを立ち上げたときも、SHOWROOMがDeNAから独立して社長になったときも、僕は動じなかった。
それは彼の努力の賜物だと知っていたから。
でも、その努力が石原さとみまで届くとは思っていなかった。
前田裕二は端から見るとかなりストイックだ。
彼ほどの努力は自分にはできない、と思う人が大半だろう。
でも、その努力が石原さとみに届くと知っていたら??
いや、まあ、それでも僕には無理だけど。
もし、裕二の結婚式に呼ばれるとしたら、石原さとみに会えることになる。
僕にとって前田裕二は、中学時代の親友だが、裕二にとって僕は単なる過去のクラスメートかもしれない。
結婚式に呼ばれることを切に願っている。